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ESD環境教育プログラム

資源を有効活用する循環型地域を実現するためには、まずその担い手が必要です。循環型地域づくりのために自発的に取り組める人材、循環型地域づくりのリーダーとして活躍できる人材の育成を目的に、フィールドである高尾の特性を活かしつつ、汎用性のある次の4つからなる「八王子市高尾周辺の里山におけるESD環境教育プログラム」を作成しました。

◆この里山にはどんな動植物が生きているか?

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里山に棲む動植物をとおして、地球環境おいて木がはたしている役割や、動植物が共生する仕組みを学ぶ。また、里山の動植物について調べたことを地域住民に発信することで、地域環境に興味を持ち、地域の自然を守ることの大切さや難しさ、小さくても自らができることのあることを知り、自然と人間が共に生きることに考える。

◆里山から食を考えよう

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木の実やキノコ、山菜、獣肉、さらに人々が食の煮炊きに利用する薪や炭などを生み出す里山は食の原点であった。また、きちんと管理された里山は保水性も高く、地中の養分を十分に含んだ湧き水は、人々の生活を支え、また山から川へ、川から海へと豊かな養分を運び、生き物を育んできた。里山をとおして、このような食の連鎖について学び、現在の食の在り方がグローバル化する世界の中にあって、貧困や紛争につながっているという問題意識の発見のきっかけに結びつけていく。

◆里山の草木を活用して布を染めてみよう

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八王子市はもともと養蚕や織物で栄えた歴史を持つ。今も継承されている伝統的産業について、里山で実際に布を染めるという経験を通じ、人がなぜ布を織り、染め、身に着けるという行為をするのか、自ら主体的に考え、調べることを通じて、里山の魅力を理解するとともに、環境にやさしい産業の創造行動に結びつけていく。

◆間伐材を活用して「My箸」を作ろう

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箸や椀、ざる、お櫃をはじめとした食具、さらに住の基本たる家屋など、日本人は里山から産出した木竹製品に頼って生活してきた。現在では安価な既製品が手に入り、里山の資源を利活用することもなくなりつつある。人の手を離れ適正な管理がされなくなった里山は荒廃し、地域の貴重な財産の保全が危機に瀕している。こうした諸問題について、間伐材からの「My箸」作りというプリミティブな作業により、地域の環境について、ひいては地球環境の問題意識まで掘り下げる端緒とする。













※このプログラムは、環境省のESDの視点を取り入れた環境教育プログラムに採用されました。 h1.jpg



なお、このプログラムは独立行政法人環境再生保全機構の「地球環境基金助成」により作成しました。

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